博報堂の調査で小学生のテレビの信頼度が71.3%らしいがこれは本当なのだろうか?
テレビの信頼度は過去最高、ネットは最低に――博報堂「こども20年変化」という記事があり、その結果が私にとっては興味深く驚きに満ちたものであったので、シェアします。 結論から言えば調査自体を信用していないので、もっとも異常だと思う結果だけを取り上げます。
テレビが信頼されている?
17年の調査結果では、メディアの信頼性について、「テレビの話は本当のことが多い」と答えた子が71.3%と過去最高に。「インターネットの話は本当のことが多い」は29.0%と、10年前の40.8%を大きく下回った (ITmedia)
この部分の博報堂のソースに当たってみると、前回調査から23.4pt上がって71.3ptになっている。
この引用部分について正直、私は信用できない。感覚的におかしいし、合理的な理由がわからない。もしこの調査が実態を表しているならこれだけで何本もの論文が書けるだろう。
テレビの信頼が71.3%は本当なのか?
この部分、非常に胡散臭く思える。まともな調査で20ptも数字が増減することはまずありませんし、その結果が、一般的に考えられていることと真逆となっているのは、非常に驚くべきことである。正直、今の小学生の親世代がテレビをみる頻度はそれより上の世代より低いはずだし、子ども自体がテレビをみることも少ないはずである。
それなのに、テレビに対する信頼が20pt上がって71.3ptというのは異常なことに思えてならない。
調査方式は簡単にしか記されていないため、真偽を私が判断することはできないが、にわかには信じがたいというのが正直な感想だ。
テレビの信頼が71.3%に上昇する経緯とは?
仮にテレビの信頼が71.3%あるなら様々な問題が起こっていると考えられる。
昨今の子供は、Webへの接触時間が長い。Web上の情報なんて嘘ばかりなのだから、Webに対する信頼が低いのはわかる。ただ、ニュースソースを疑うということを習慣的に持っている世代が、一つのメディアに対してこれだけの信頼を寄せるのは何か圧倒的な理由が必要だろう。
まとめ
数字がおかしいと思うけどうまい反論見つからないので誰か任せた。