実はRailsが苦手です。あれを初心者に教えるなんてとんでもない、くらいには思っています。
マイお題なるシステムがあることを知ったので「正直嫌いなプログラミング言語・フレームワーク・技術は?」という性格の悪いお題を立ててみました。よろしくお願いします。
まずはじめに……
RubyとRailsに共通する重要な思想は、コードを書く人の楽しさ、幸福度を高めることです。これ自体は素晴らしい思想だと思います。正直尊敬しています。 ですが、私は嫌いな技術と問われると、ついRailsを上げてしまいます。
これは、Rails本体が悪いのではなく、Railsを取り巻く日本の環境に対して違和感を覚えているからです。
初心者にはRailsを教えよう
有り体にいってRubyもRailsも独特の思想をもっています。鋭く尖っているといってもよいかもしれません。 Railsの思想について知らなければ、POSTDに和訳があるのでこれをよむとよいでしょう。
Railsの思想は他の言語にはないものであり、そのおかげで昔から今に至るまで独特の地位を築いています。 大きな流れではあるが、決して主流とまでは言えない、というのが個人的な感覚なのですが、それがなぜか日本ではデファクトスタンダードみたいに語られており、初心者向けプログラミングスクールは猫も杓子もRailsを教える、という現状になっています。
この現状がすごく嫌です。
Rails自体は良いフレームワークですが、初心者のうちに触れて一生触り続けるフレームワークではない、というのが率直な私の意見です。Railsのよさというのは多くのプログラミング技術にふれて改めてわかるものであり、どうしても他との比較というのはひつようではないかと考えてしまいます。
その機会を与えず、ただ盲目的にRailsだけ教えておけばよいみたいなスクールはよろしくない。そういった方を雇うところは雇うところで、Railsにだけ特化させて他の技術を触らせない、みたいな企業が現実に存在している。
その現実が嫌いです。